世界的には珍しいヒヨドリ

自然のコト。

120円の缶コーヒーを1,000札で買ったら、880円のおつりがずべて小銭で出てきたウメガメです。100円8枚と10円8枚を苦笑いで、受け取り口からつかみ取るワタシ。

世の中の自動販売機とはこういうモノでしょうか?

よくみると、商品1つ1つに冷たいと書いてあったからな…。

さて、今日は最近、里山でよく見かける、こちらの野鳥さんです。

小銭パワー!!

↓えい。

ヒヨドリです。

4月に撮影したので、サクラをバックに凛々しいお姿をしています。

なんとなく、心が躍っているように見えます。

ヒヨドリの特徴

ヒヨドリは大きさが28㎝ほどで、中型の野鳥に分類されます。

全体的にグレーで目元から首筋にかけて茶褐色の羽毛が目立ちます。比較的スリムなボディに、つんつんと逆立った羽毛が頭にあるのが特徴的です。春には花の蜜、夏には昆虫、秋には果実類と様々なものを食べるので、環境への適応能力が高いです。

また、冬に里山や山間部での食べ物が乏しくなると平地などの暖かい場所に移動していくので漂鳥としての一面があります。いつだか、厳しい冬の時期に、バードフィーダー(エサ台)を仕掛けたところ、唯一ヒヨドリだけがやってきたので、食に関してはかなり貪欲な一面があるように感じます。

 

名前の由来

ただ、ヒヨドリという名前の由来となったであろう、ヒーヨヒーヨという甲高い鳴き声が、若干耳障りな印象があったり、メジロやシジュウカラといった小鳥たちを追い払ったりするので、愛鳥家からすると嫌われ者の一面があります。

また、農作物を荒らすので、狩猟鳥の対象になっています。厳しい自然環境を乗り切るための食べ物や縄張りを確保するのに一生懸命なだけなのかもしれないので、やや気の毒にも感じます。

 

舌の秘密

ヒヨドリは花の中央からブラシ状の舌を使って蜜をなめるので、クチバシの先にたっぷりと花粉を付けて運ぶので、植物からすると喜ばしい一面もあります。蜜だけをかじりとってしまうスズメとは違うのです。まあ、スズメもクチバシが短いのでそうせざるを得ないのかもしれませんが…。

様々な一面を持つヒヨドリですが、生息地は東南アジアや朝鮮半島に限定されている為、世界的には珍しい野鳥です。

そんな希少性の高いヒヨドリを、案外フツーに見られます。しかも、都市部の公園から農村地域まで、幅広い範囲で見つけることができます。

ぜひ身の回りご近所を探してみてくださいね。ひ~ヨという甲高い声を聴いたらチャンスですよ。

 

 




 

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