魚の絵のはなし。

日常のコト。

常に上半身のどこかに痛みを感じているウメガメです。

首回り、肩回り、腰回り…。

どこかが必ず、痛むのです。

年齢を重ねている証拠と前向きに捉え、元気に生きていこうと思います。

 

さて、今日は、魚の絵の話。

こどもに魚の絵を描かせると…。

実は、教職課程を履修していたことがありました。

ちょうど、学習要領に総合的な学習の時間が盛り込まれたあたりの時期です。

横断的な学習や画一化教育からの脱却という事が言われ始めた時期でした。

その時に、小学生に魚の絵を描かせると、全員が頭を左向きにして、尾ひれを右向きに書く児童がほとんどである。という事例を伝えられた。

そして、それは、図鑑の中でしか魚を知らず、実際に泳いでいる姿を目にする機会が減っているからだという見解についても教えられた。

当時、塾の講師と学童クラブでアルバイトをしていたので、早速魚の絵を描かせてみると、確かにそのとおりの絵を描いていました。

自分自身が身をもって検証をしたので、当時は、納得してしまったのですが、今思うとすごく違和感があります。

きっと誰もがそうなる。

正面の魚、上から見た魚、お腹を見せる魚…。様々な魚の絵の描き方があるのに、みんな右を頭にして魚の絵を描く。

これを画一的で、無個性であるというのは、少し乱暴ではないかと今では思う。

単純に魚の絵を描いてください!と伝えたら、おそらくそれが魚だと分かる絵を描こうとすると思う。つまり、一番わかりやすく伝わりやすい形で描ける魚を選択したのではないかと思う。

そして、それは子どもたちの精いっぱいの表現ではないかと思う。

問題は他にある。

つまり、魚の絵を自由に書いてください!と伝えたら違った角度から描く子どもが増えるのではないかと思う。よく観察して、今までとは違った発想で、魚を描こう!と伝えればもっと個性的な作品が生まれるような気がする。

どいう伝え方で、魚の絵を描くように伝えたのかという、促し方に大きなウェイトがあるように感じてしまう。

伝え方、いい方で結果が変わる。

この事を意識することが、指導者としては大切な視点なんだと思う。

何でもっと早く気付かなかったんだろう。

う~む。。

 

やっぱり、思考習慣が大切なんだな。

 



 

 

 

 

 

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