私たち、ミルクで子育てしています。
ミルクで子育てをしている鳥がいるのをご存じですか?
みんさんの身近にいるであろう鳥です。
そうです。
ハトです。
ハトは、体の中でピジョンミルクという高タンパク高脂肪のミルクを作り、
それを吐き戻してヒナに与えて子育てをします。
しかも、驚く事にオスメスどちらもこのミルクを作る事がでるので、夫婦で子育てをすることができます。
親鳥は、木の実や穀物があれば、このミルクを作る事ができるので、
しっかりと食べ物を確保できればいつでも繁殖が可能です。
ハトの子育て
ちなみに、ハトは1回に産む卵の数は2個で体の割には小さ目の卵ですが、
しっかりと熱が伝わるようになっています。
卵を温める期間は2週間程度ということで、出産から巣立ちまでが比較的早い方です。
よって、巣は小枝を組むだけで、裏から見ると隙間だらけの簡単で雑なものを作ります。
無駄のなさと割り切りの良さが自然界を生き抜く術なのでしょう。
ハトの種類
ハトにもいくつか種類があるのですが、自然の中では、キジバトというハトをよく見かけます。
デーデーポッポという一度聞いたら忘れられない鳴き声をしています。
体長は33cm程度で羽に鱗模様があるのが特徴です。
この鱗のような模様が、キジのメスの羽にそっくりなことから、キジバトと呼ばれています。
都市部での狩猟が禁止されたことから市街地でも見られるようになったと言われています。
近所の公園で人に懐いてポップコーンやハト豆をつついているのは、ドバトと呼ばれるハトで
伝書鳩やレースバトとして海外から持ち込まれたものが野生化したと言われています。
キジバトは群れることなく単独で行動しているので、1羽でいるか、2羽の番いでいます。
ハトポッポの歌の秘密
ということで、ハトポッポの歌には、「みんなで一緒に食べにこい」という歌詞があるので、
この歌に登場するのはドバトだと考えられます。
身近にいるハトにも意外な一面があるので、是非観察を楽しんでみてください。
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