私の好きな小説

お気に入り。

学生のうちに100冊の本に触れろ!という大学教授の言葉を真摯に受け止め、読書をするようになったウメガメです。

そんなワタクシが、感性が若いうちに読んでおきたかった、青春物語を紹介します。もちろん、オジサンになった今でも、読んでいて色あせない世界観がそこにはあります。

年齢を重ねるごとに何度も読み返せる本だと思うので、ぜひ、若いうちに読んでおくといいかな~という小説を3冊ピックアップしました。

DIVE!! 著者:森 絵都


DIVE!! 上 (角川文庫)

 

飛び込み競技に青春を捧げる、若者たちの物語。

仲間との友情、飛び込みにかける熱意、青春時代の人間模様、開花する才能。選手1人1人が自分の個性に合った飛び込みのスタイル確立していく。

その人にはその人に合ったスタイルがある。

そんなことを教えてくれる清々しくて、みずみずしい作品。

青が散る  著者:宮本 輝


新装版 青が散る 上下巻 セット

表紙だけを見ると、なんじゃこりゃっていう感じの本です。笑

でも、中身は、きちんとした青春ストーリーです。友情があり、儚い恋愛があり、テニスにかける若者たちの熱意がある。

本から離れている間も、彼らのいる世界に戻りたい、帰りたいと思い、また読み始めてしまうという中毒性がある。

楽しくはしゃいで、笑い転げた日々に戻りたくなる、そんな1冊。

ノルウェイの森 著者:村上 春樹


ノルウェイの森 文庫 全2巻 完結セット (講談社文庫)

もう、何回も読み返している作品。

初めて読んだときは、どこか遠い世界のノスタルジックで、淡い時代の物語という印象だった。でも、どこか不思議と

2回目に読んだときは、景色や風景、街並み、といったどこか懐かしくて優しい世界の描き方に魅了されて、その世界観に引き込まれた。卒業アルバムをめくるかのように、何度読んでも、その時々の時代に行ける。そんな印象があった。

何度か読んでいくうちに、景色の描写だけでなく、登場人物たちの心情や気持ちの変化や移り変わりが丁寧に描かれていることを知り、心情描写がすごいと感じるようになった。世界観という漠然とした物語ではなく、1人1人の個性がフォーカスされているのだなと。登場する人物1人1人の人物像が浮き上がってくるような印象があり、今まで気づけなかった、個々の感情の揺らめきを感じるようになった。

読むたびに新たな発見があり、年を重ねるごとに印象が変わっていく作品。とても感慨深い作品です。小説の内容だけでなく、文章の書き方にまで影響を受けた1冊です。

 

恐らく、3つの作品の良さを伝えきれていないとは思うのですが、間違いなく読んで損はない本です。

みなさんは、どんな本が好きですか?

そして、どんな人にどんな本を紹介しますか?

本は、贈り物にしても喜ばれると思います。あなたに読んで欲しい本として、お勧めしてみるのはいかがでしょう?高い確率で喜ばれると思われます。

あの人にはこの本を…。なんて考えているだけでも楽しくなります。

ぜひ、楽しい読書習慣を。

では、また。

 

今日気付いたこと。

本は、時間をおいて繰り返し読む。感じ方や作品への印象が変わり、新しい気づきを得られるから。学ぶという事において知っていることを改めて知るという事は、出来るようでなかなかできない事だから。

 

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