キビタキ~初夏の夏鳥~

自然のコト。

キビタキの特徴

「ピーピーコロロロピッコロロピッコロロ」という耳に心地よい鳴き声。

眉と背中と喉から胸にかけて、鮮やかな黄色い羽を持ち、おなかと肩のあたりの白い羽毛が目立つ、

配色のきれいな野鳥。

出ました!キビタキです。

色合いが、南国感を醸し出しているとおり、初夏のころに南の方からやってくる渡り鳥です。

大きさは13.5~14cmですので、スズメと同じかやや小さいくらいの大きさです。

キビタキのオスは、さえずりの名人で、綺麗な鳴き声でメスを呼びます。

カラスやトビといったほかの鳥の鳴き声をまねるとも言われていて、繁殖期には様々な音が鳴り響いています。

なかなかの芸達者です。

こんな場所にいます!

昆虫を食べ物としているせいか、生き物が豊富に暮らす場所にやってきます。

主に、スギなどの人工林やコナラやミズキといった木の実を付ける雑木林が混在する環境を好むとのことで、

里山情緒あふれる場所が、適したエリアと言えます。

キビタキは、飛んでいる虫を空中で捕獲する、フライングキャッチの名人です。

なかなかの昆虫ハンターです。しかも、クチバシの根本には毛が生えていて、

捕まえた昆虫が暴れても自分の目を傷めないようになっています。

なんて機能的。暇そうにゴミをつついているカラスとは大違い。

オスとメスの違い

実は、冒頭でご紹介した、黄色い鮮やかな羽を持つのはオスのみで、

メスは卵を産んで育てることに特化しているせいか、うすいグレーのような色であまり目立ちません。

とっても地味で、目立たないので、食べ物を運んでいる時に、外敵に見つかりにくいということが言えます。

もちろん、人間の目でも見つけにくいので、もし出会えたら、とても幸運と言えるでしょう。

是非、幸せの黄色い鳥を探してみてください。

 

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